NASサーバを導入する際に、どの程度の価格で購入できるか、気にされる方は多いのではないでしょうか。
オフィスで購入する際に、少しでも経費は削減するべきですし、かといって安いものを購入して業務の効率に支障を生じさせてしまっては本末転倒です。
今回の記事では、NASサーバの価格について解説します。
1、NASの価格とは
実は、NASの価格といっても昨日によってピンキリなので一概には言えません。個人向けの最低限のスペックのものから、企業でも利用できるようなハイスペックなものまでさまざまです。まず、価格の決定要因について解説します。
NASの価格設定の要因
NASにはさまざまな種類がありますが、おおまかに価格設定の要因を挙げると以下のポイントがあります。
- 機能の優劣
- データバックアップの有無
- 完成品か組み立て品か
保存できるデータ容量の大きさ、処理速度、静音性など、当然ですが基本的な性能が高いものほど価格が高くなります。
HDDを組み合わせて、データの自動バックアップ機能が搭載されているモデルもあります。当然ですが、バックアップ機能が付いていないモデルよりも価格は高くなります。
完成品の場合には、そのまま設置するのみで利用スタートできますが、拡張性が乏しいというデメリットもあります。組み立て品の場合には、手間はかかりますが、大容量にも対応可能で、同程度の容量の完成品よりも安く購入できます。
NASのメーカー
NASの主なメーカーは以下の通りです。
- シノロジー
- キューナップ
- ネットギア
他に、NECやバッファローなどのメーカーからも発売されていますが、オフィスで使用するNASとしては今回紹介した3社のNASサーバが有名で人気があります。
メーカーごとに、OSなどが異なり使用法や操作性の特徴があります。家電量販店でも購入できますが、機種のラインナップが幅広いため、Amazonやメーカーホームページの直販サイト、正規代理店などからの購入がおすすめです。オフィスにとって必要なスペックや便利な機能を把握されていない方は、相談も可能な正規代理店での購入が最も無難かと思います。
NASサーバの価格とは
NASサーバの価格帯を確認してみるとかなり幅があります。
例えば、AmazonでシノロジーのNASサーバを確認した場合、廉価機種は1万円程度で売られていますが、最高額の機種は100万円を超えています。
逆に言えば、処理速度や保存容量など、求める容量・機能によってしっかり選べるということになります。したがって、自社で求めるスペックを把握し、どの機種を購入すべきかを考えるのが、コスパのよいNASサーバを購入する最大の秘訣です。
2、NASを安く購入するには
NASを安く購入するには、購入者にある程度の知識が必要です。初心者の方は安く買おうとするよりも、確実に必要な機能を入手することを重視した方が無難です。
組み立てるか完成品を購入するか
上にも記載しましたが、NASサーバは完成品を購入するよりも、キットを購入して自身で組み立てた方がかかる金額は安くなります。
組み立てそのものが難しいわけではありませんが、一定の知識がない場合にはどのように組み立てればよいか見当もつかないと思います。
安売りセールを利用する
インターネットショップでは、期間限定の安売りセールが実施されていることがあります。
自社にとって最適な機種を把握されている場合には、格安でNASサーバを購入できるチャンスです。
しかし、自社にとって最適なNASサーバの機種が分かる方にとってはとてもありがたいセールですが、機種の選定をご自身で行わなければならない、というリスクが存在します。
代理店購入
個人でNASを購入する場合、手間をかけてでも安く購入したい方は少なくないと思います。
しかしながら、ビジネスでNASを導入する場合には、自社に最適なNASをスムーズに導入することが最もコストに優れると思います。商品のことを調べたり、迷ったりする時間にもコストがかかっているということを考えれば、よほどNASサーバに詳しい方以外は正規代理店を利用されるのが良いのではないでしょうか?
NASサーバの代理店としては、株式会社システナ、菱洋エレクトロ株式会社、株式会社ユニットコム、日本電計株式会社などの企業があります。担当者との相性なども選定理由になると思いますので、見積もり依頼や相談からスタートされてみてはいかがでしょうか?
3、まとめ
今回の記事では、NAS(ネットワークアタッチストレージ)サーバの価格の概要と安く購入するための方法について解説しています。
NASは機能が機種によってまちまちなので価格も大きくことなります。安い機種では1万円前後の機種もありますが、ハイスペックな高額機種の場合には100万円をこえる場合もあります。
安く購入するための方法は、組み立て式のNASを選んだり、インターネットで安売り商品を見つけたりする、などの方法がありますが、自社の状況についての把握とNASについての正確な知識を持っていないと、最適なNASサーバの導入に失敗するケースもあります。確実性の高い方法は、代理店に必要な機種を見立ててもらうことです。